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盛夏 夏芭蕉(絹芭蕉) 伝統工芸士 白川貞夫 海老茶 秋草に蜻蛉文

夏は明るめのお着物に明るめの帯で・・・そんな定石を打ち破る、濃色のシックな上級者向けスタイルのご紹介です。
海老茶色地に秋草と舞うとんぼが季節を先取りし、風情溢れる夏芭蕉に、濃い紫系の柿渋染、ぜんまい紬の夏名古屋帯をあててみました。
濃い色は一見重苦しいイメージになりがちですが、絹芭蕉の透ける生地の特性を生かし、下の長襦袢の白が透けて見え隠れ、涼感を与えるなんとも粋なコーディネートです。
外出時は薄いお色の日傘を持てば、更に涼しげな雰囲気を演出できます。帯のお太鼓には明るいグレーが刺し色になるように、そしてペールグレーの帯上げ、赤がアクセントになる三分紐をチョイス。シックな大人っぽさを演出しております。

【コーディネートポイント】


ダークカラーでシックかつドラマティックに装う夏の上級者スタイル

ダークカラーの夏のコーディネートは、小物とシースルー着物の生地を意識して清涼感を演出。

同じお着物で帯を変えると違う印象に…
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帯1

帯1

帯2

帯2


■帯1:濃紫の味わい深い柿渋染、ぜんまい紬の夏九寸名古屋帯と、ペールカラーの帯上げ、赤いラインの三分紐に、マーブルストーンの帯留めが映える、夏のドラマティックカジュアルスタイル。


■帯2:帯1の色違い、ベージュ系、柿渋染,ぜんまい紬の夏九寸名古屋帯に、同じくマーブルストーンの帯留めをあてたスッキリ系カジュアルスタイル。